紅葉最盛期
/猛暑と夏日の残暑が終わったらいきなり晩秋の気候になり、人間どころか動物や植物も急激な変化に付いていけてない今年の秋。そんな気候にもめげず童話館の紅葉は今まさに真っ盛りを迎えております。
/『紅葉は植物の葉が本来の色に戻ること』数十年前テレビ朝日の科学番組のレポートをしていた折、某国立大学の植物学の教授に教えていただきました。
/春、植物達は自身の成長や子孫を残すためのデンプンなど栄養分を作るため光合成をします。そのために葉は葉緑素を纏って生まれ太陽の光を取り込み光合成を行いますが、葉緑素は光合成に必要な赤い色や青い色の光だけを吸収し、緑色の光は必要ないので吸収せずに跳ね返してしまいます。だから私たちの目には緑色の光だけが見えるので植物や樹木の葉は緑色に見えるのだそうです。
/そして季節が秋に変わる頃、纏っていた葉緑素は光合成の役目を終え分解されて葉は本来の色に戻るのだそうです。童話館の植物や木々も鮮やかな赤や黄色やオレンジに姿を変えていますが、猛暑の夏の仕事を終えて本来の姿を私たちに見せてくれているんですね。
/紅葉はもう暫く童話館の庭を彩ってくれます。お近くにおいでの際には是非くんぺい童話館の紅葉を愛でにいらして下さい。