酷暑が終わり秋の気配

標高1000メートルにある童話館でもこの夏の日差しの厳しさはひとかたならぬものがありました。来館してくださるお客様も『今年は小淵沢もこんなに暑いですね』と開口一番。そんな私たちを、そして万物を癒してくれる君平さんの「秋」という短いお話があります。

『夏にはみんなが疲れました とにかく夏という奴は 生き物みんなをいじめます 夏負けなんてことをいわせます 忘れないでください 風鈴も疲れていることを 軒下からそっと外して やすませてやって下さいな』(紅茶の時間)

童話館でも元気なのは百日紅だけ。一昨年植えたシャインマスカットとサクランボの木は枯れてしまったようですっかり元気が無く、休ませてあげることも叶いそうにありません。

ウェルカムキャットのビビ(ラガマフィン7歳女子)は童話館のカウンターでぐったり。ウェルカムドッグ見習いのすず(スタンダードプードルだけど4分の1だけゴールデンレトリバーが入ってる3歳の女子)は涼しい板の間で寝てばかり。

 

そんな暑さもひと段落した昨日。童話館をオープンしようとドアを開けたらオニヤンマが飛び込んできました。そっと羽を摘んで外に出してあげたのですが、飛び立つ時のあのガシャガシャという羽音に力強さが無く、夏の終わりが近づいているのを感じました。

庭には「これからは私たちの季節」と秋明菊がたくさんの蕾を膨らませています。童話館にもお客様に楽しんで頂こうとポストカードのニューアイテムを12種類導入しました。

ポストカードは一枚110円ですが5枚組(好きな物を選んで)500円です。もちろんそれ以上増えても全て一枚100円です。皆さんも夏の疲れを癒しにぜひ小淵沢へ。君平童話館で今年の秋を満喫して下さい。